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「わかめは太古の昔から、おめでたい、ありがたい海藻でした」

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わかめは古来、日本人に愛でられ、愛されてきました。 縄文時代の遺跡からも見つかっており、『古事記』や『万葉集』にも登場します。 とりわけ『万葉集』では「和可米」「稚海藻」「和海藻」などと表され、日本各地で とれたわかめを朝廷に献上してたと『平城宮木簡』などに記されています。 神様への供え物であると同時に、給与として与えられていたこともあるようです。


「賜り物として」

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時代は下り、第二次世界大戦時、軍人たちへ天皇からの「賜り物」として、わかめが配給されました。
長期貯蔵でき、栄養もあって腹持ちもよいわかめは、まさに軍隊にとっても宝物のような食材だったのです。


「鳴門わかめは美味一番に」

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鳴門でわかめがとれるようになったのは、…詳細後記。「灰干わかめ」の加工法を初めて用いたのも、鳴門でした。
肉厚でしゃきしゃきと歯ごたえがあり、のどごしちゅるんと美味しい鳴門わかめ。
銀座の一流寿司店でのつまみや、京都の料亭での煮込み料理にも欠かせない食材となっています。若竹煮にしても煮くずれないのは日本随一の鳴門わかめ。
今や鳴門わかめはわかめの王様と言ってもいいでしょう。